電子書籍はデビットカードで買えない場合があるので注意!

電子書籍を購入したい場合、電子書籍ストアでは複数の決済方法を選べるようになっているのは今や当然のことです。しかしネット上の販売になるので、決済方法がある程度は限定されるのは仕方ないことかもしれません。
特に特殊な感じの決済方法においては対応していない場合が多く、最近ではスマホ決済などが挙げられます。スマホ決済は利用できる電子書籍ストアも少しずつですが増えてきましたが、スマホ決済よりも「デビットカード」の決済について心配な方は多いのではないでしょうか。
電子書籍ストアは未成年の方も多く利用しており、クレジットカードを持てない状況の方は代替としてデビットカードを利用している人も多いでしょう。デビットカードはネット通販サイトで活躍するカードですが、一部電子書籍ストアにおいては利用不可となっているのです。
ここでは、電子書籍の購入にデビットカードが使えないサイトや使えるサイト、またデビットカードを作る場合の注意点についてまで解説します。
実は多くの電子書籍ストアがデビットカードに対応しているのですが、デビットカードは利用が出来ないと明記している電子書籍ストアがあります。
ココでは利用者が少ないサイトのご紹介は割愛しますが、利用者が多い有名なサイトでデビットカードに対応していないサイトは以下の通り。
基本的に大手電子書籍サイトでデビットカードが利用できないのは、このコミックシーモアのみです。運営17年以上の電子書籍サイトですが、こちらはデビットカードは利用できないとはっきり赤字で明記しているので利用はできません。
間違って利用すると、返金にも時間がかかるとのことなので、デビットカードを決済の方法として考えている方は、コミックシーモアの利用は考えた方がいいでしょう。
(詳細:コミックシーモアの支払方法)
但し、デビットカードが使えなくてもペイペイ払いやヤフーウォレットといった様々な決済方法に対応しているので、コミックシーモアを使いたい場合は支払い方法をペイペイ払いなどにして対処しましょう。
それでは、デビットカードが使える大手の電子書籍ストアを一覧としてご紹介します。利用していないけど、一度は聞いたことがあるようなサービス名ばかりですので、安心してご利用できると思いますので興味があればご覧ください。
ブックライブは10年以上も電子書籍をネット上で販売している電子書籍サイトです。最近は有名な女優さんを起用したCMも放送されていて、集客に力を入れていますが、ブックライブの強みとして決済済方法が多く選択できるというのがあります。
もちろんデビットカードも利用可能ですが、月額ポイントの購入はデビットカードでは不可となっているので注意する必要もあります。その他、予約購入の場合など注意点があります。
引き落としの関係上、マイページの購入日とカード明細に日付のずれが生じたり、キャンセルの場合返金に時間がかかるなど、デビットカード特有の問題が発生する場合もございます。
ebookjapanはスマホ決済のPayPayに対応している数少ない電子書籍ストアで、PayPayユーザーには便利な電子書籍サイトです。しかしデビットカードも使えるようになっているので、ペイペイユーザー以外の方もおすすめ。
尚、デビットカードの利用は直接的に利用する形ではありません。ebookjapanはYahoo!ウォレットに登録したカード払いに対応しており、Yahoo!ウォレット登録にデビットカードが使えます。(一部、非対応のデビットカードもあるので注意してください)
また、ペイペイのチャージにデビットカードも使えますので、ペイペイ払いにしてデビットとペイペイ払いによるポイントの二重取りも可能となっているのでお得に利用できる電子書籍ストアとなっています。
電子書籍サイト最大手とも言われるアマゾンキンドルは品揃えが豊富で、コミックや専門書だけでなく洋書などまでも取り揃えます。もちろんデビットカードも利用可能ですし、大手のアマゾンということで安心感も高いです。
但し、稀に重複した引き落とし、一部海外利用となる故のエラーなども発生する可能性があるので、100%スムーズにお買い物が出来るとは限りません。
有名なDMM.comが運営するサイトで、電子書籍を扱っているサービスがdmmブックスです。ポイント還元もお得、大人向けコミックに強いなどが特長と言えるストアですが、デビットカードも全ての種類が使える訳ではないですが基本的に利用可能です。
ポイント購入の際のチャージに利用するような形となります。また、デビット以外の決済方法もそこそこ選択できるので、決済方法は比較的多いストアです。
通販大手の楽天が運営する電子書籍サイトです。アマゾンと同じくらい有名で、知っている方は多いとは思います。品揃えも豊富で、楽天ユーザーのポイント還元率が高く、ポイントを貯めやすい利点があるので、楽天ユーザーにはおすすめだと言えます。
デビットカードも一部使えますが、楽天銀行デビットカードを利用する場合、デビットカード自体にポイント利用を設定しているとエラーが発生する可能性があるので注意したいところです。
一部リアル書店や通販と連動して購入できるのが特長の電子書籍ストアであり、唯一無二の存在でもあるストアと言っても過言ではないでしょう。基本的にはデビットカードも利用可能ですが、一部利用できない場合もあります。
但し、多くの場合は決済エラーなど出ずに普通に使えます。ちなみに、決済不可の場合はメールで理由と共にを知らせてもらえますので安心です。
同人誌や個人で出版されているような漫画などまで揃っている電子書籍ストアがブックウォーカーです。購入金額によって会員ランク制度なども取り入れており、使えば使うほどお得になる仕組みとなっているサービスにも注目したい所でしょう。
サブスクのサービスまであり、ライトユーザーからヘビーユーザーまでお勧めの電子書籍ストアで、デビットカードも登録して利用可能です。
デビットカードが使えるか調べてみよう
デビットカードが使える電子書籍ストアはまだまだたくさんあります。基本的にクレジットカードを使える電子書籍サイトはデビットカードも使えることが多いです。
使えるかどうかきちんと確認したい場合は、利用するストアのヘルプを参考にした方が確実でしょう。ただ、一部のデビットカードのみ使えると記載している、何も言及がない場合は判断が難しい所です。
目安として、ペイペイ銀行や楽天銀行などネットを主力とした銀行のデビットカードは、電子書籍サイトでも利用できることが多いです。
また、デビットカードが利用できるストアなのに決済エラーが出る場合は、問い合わせした方がベターです。
ちなみに、デビットカードを利用して電子書籍を購入しても、本の名前までは明細に記載されないので、購入した本の詳細はほぼわかりません。ただ、明細に電子書籍サイトの名前は記載されるので、電子書籍サイトを利用したことは判明します。
また、購入した電子書籍サイトの会員ページにログインすれば、本の名前など詳細な過去の購入履歴は判明するはずなので、全く知るすべがないわけではありません。
そもそもデビットカードとは何なのかよくわからない人へ向けて、デビットカードの説明から始めましょう。デビットカードは決済時に登録された口座から即料金が引き落とされるカードで、カード会社によっては使った際にポイント付与もあったりするカードとなっています。
もちろん、紐づけられた口座にお金が入っていないと使えませんし、口座残高を超える額の利用も基本的には不可能となっています。発行元は口座即引き落としという性質上、ほぼ銀行となっており、デビットカードの機能が付帯したキャッシュカードを発行できる場合も多いです。
また。VISAなど国際ブランドに対応しているデビットカードが多く、利用可能なお店ではクレジットカード感覚で利用できるのです。つまり、デビットカードはクレジットカードの代わりとして利用できる訳で、カード番号やセキュリティコードまで付いているのです。
「それならば、クレジットカードとどう違うのか」と疑問に思う人もいるかもしれません。最も大きな違いは、デビットカードは利用と同時払いなのに対して、クレジットカードは後払いということです。簡単に言えば、利用時に支払うお金がない。
このような時、デビットカードは利用不可なのに対し、クレジットカードは後日の支払いとなるので、その場合でも利用可能となります。また、クレジットカードは発行するためには審査に通らないといけませんが、デビットカードは審査がない場合が多いことも違いと言えるでしょう。
これは、デビットカードは口座残高を超えて使えないことがほとんどなので不払いされるリスクはないが、後払いとなるクレジットカードは不払いされる可能性があるためです。誰でもよいわけではなく、発行会社から信用に値する利用者かどうか審査される分、クレジットカードの方は気軽に持てるとは言えないかもしれません。
さらに、発行可能年齢が異なることも違いです。クレジットカードは発行可能年齢は18歳以上で高校生は発行不可であることがほとんどですが、デビットカードはそれより発行可能年齢が低くなっていることが多いです。
この理由として、口座残高を超えて利用できないデビットカードなので、子供のお小遣いと利用しても問題ないからだと考えられます。
デビットカードは、VISAなどクレジットカードと同じく国際ブランドを持つものが多いですが、もちろんないものもあります。有名なものは日本のJ-Debitで、これはJ-Debit加盟店において使えるシステムであり、銀行のキャッシュカードをデビットカードとして利用するものです。
申込なども不要で気軽に使え、利用できるお店の中には現金を引き出せる場合もあります。便利そうに見えるJ-Debitですが注意点があり、ご利用は国内限定、かつ使えるお店が少ないことが不便です。
また、J-Debitはネットショッピングにおいては利用不可となっているケースがほとんどで、電子書籍ストアでも対応しているサイトはありません。よって、注意点として電子書籍を買うためにカードを作るのであれば、VISAデビットなど国際ブランドが付いているカードを作りましょう。
国際ブランド付きのデビットカードはとても優秀です。利用可能なお店ならば多くは利用できるので、使えるお店が段違いに多く、ネットでも海外でも問題なく使えます。もちろん一部の電子書籍ストアにおいても利用可能となっているので、未成年の方でも安心して使えるでしょう。
その他、注意点としては年会費がかかるデビットカードもあるので、電子書籍の購入だけしたいのならば、年会費無料のデビットカードを選びましょう。
利用シーンが多いデビットカードは、大手銀行から地方銀行まで様々な銀行が発行しています。現行で有名な発行銀行は、ペイペイ銀行と楽天銀行でしょうか。この2つの銀行はいわゆる「ネット銀行」として有名です。
ペイペイ銀行のデビットカードはVISAデビットカードですが、審査不要年会費ゼロはもちろん、キャッシュカード一体型であり、500円で1円キャッシュバックがつきます。また、便利なネット専用のカードレスVISAデビットも発行可能です。
楽天銀行のデビットカードは、国際ブランドをVISA、JCB、マスターカードから選択できます。また、楽天カードの特長でもありますが、1%という高いポイント還元率をほこり、もちろんポイント利用も可能です。さらにゴールドなど上位のデビットカードもあります。
次に、デビットカードのメリットとデメリットをいくつか見ていきます。最も大きなメリットは、何回も言っていますが、デビットカードは口座残高を超えては利用不可なことです。これにより、後払いのクレジットカードと異なり使い過ぎを防ぐことができるので、カード破産などのリスクも抑えることができると言えるでしょう。
ただ、ガソリンスタンドなど、例外として後払いになる場合や一定の額以上残高がないと利用不可な場合もあるので注意。2つ目は、デビットカードは気軽に持てるということです。審査不可な場合も多く高校生なども持てるので、簡単に便利なキャッシュレスによる買い物へ移行できます。
3つ目は、クレジットカードのようなサービスを受けられることです。発行元によって違いはありますが、ポイント還元、不正利用に対する補償、海外での現金通貨引き出し可能など、クレジットカードと同等レベルのサービスを提供している銀行も多いと言えます。
対して、デメリットは、口座残高以上の買い物ができないことです。そのため、高額の買い物をする場合に、残高が足りないばかりにカードが利用できないということがあり得るので、場合によっては不便でしょう。また1回払いであるデビットカードでは、基本的に分割払いやリボ払いといった支払い方法はできないので注意。
クレジットカードは、毎月の支払い額を調整するためにこれらの方法が使えることがほとんどですが、即時決済完了が原則のデビットカードでは利用できません。そして使い勝手が悪いときがあることもデビットカードのデメリット。
光熱費などの月額料金の支払いには利用できないこともあります。また、ETCカードも利用できないので、場合によっては不便かもしれません。さらに、ネットショッピングなどにおいても、加盟店の判断によりクレジットカードは利用できるがデビットカードは不可という場面が結構多いので、意外と使いにくいときもあります。
電子書籍の購入にデビットカードを利用できるかどうかはストア次第となりますが、クレジットカードが利用できる多くのサイトはデビットカードも大丈夫のようです。ただ、デビットカードの種類によっては利用できない場合もあるので注意だと言えます。
デビットカードは使い過ぎを防ぐメリットがあるので、ついつい電子書籍を買い過ぎてしまう人、収入がほぼなくお小遣い頼みの未成年の人などは、発行も簡単なのでデビットカードで電子書籍を購入することを検討してみては?